ゴッホとモネ発見される
スイス・チューリヒ(Zurich)の
警察当局は19日、前週、同地の美術館から
盗まれていた4点の絵画のうち、
モネ(Claude Monet)の「Poppies near Vetheuil」(1879)
とゴッホ(Vincent Van Gogh)の
「Blossoming Chestnut Branches」(1890)の
2点が発見されたと発表した。
ゴッホ
オランダの画家。
正しくは〈ファン・ホッホ〉で,
〈ゴッホ〉はドイツ語読みにもとづく日本での慣用。
後期印象派を代表する一人。
ベルギー国境に近い小村のフロート・ズンデルトの
牧師の家に生まれ,
中学卒業後美術商グーピルのもとで働いたり,
牧師職につこうとしたりしたが成功せず,
1880年ブリュッセルの美術学校に入学。
《じゃがいもを食べる人々》
(1885年,アムステルダム,ゴッホ美術館蔵)などのような
重苦しい形態と暗い色彩の修業時代をオランダで過ごすが,
1886年パリに出て,
印象派や浮世絵の影響下に明るい色彩に転じた。
その後,ゴーギャンとの交友・別離を経て
1890年にオーベール・シュル・オアーズで狂気のうちに
自殺を遂げるまで,アルルやパリ周辺の風景,
自画像などを好んで描き,
奔放なタッチと強烈な色彩により苦悩に満ちた魂を表出した。
クロード・モネ
1840‐1926
フランス印象派の中心的画家。
パリ生れ。クールベ,マネ,ブーダンらの影響のもとに,
ルノアールとともに色調分割による
印象主義の手法を確立。
1880年代以降,印象派展からも離れ,
自己の芸術を深める方向に進んだ。
《積み藁》《ルーアン大聖堂》《唾蓮》等晩年の連作では,
時間とともに移ろう光を追って次第に物の形が消え,
鮮やかな色彩のかもしだす交響楽的効果が顕著で,
のちの抽象表現主義にも影響を与えた。
代表作に〈印象主義〉の語が
生まれるきっかけとなった《印象・日の出》
(1873年,パリ,マルモッタン美術館蔵),
《ラ・ジャポネーズ》(1875年,ボストン美術館蔵),
《サン・ラザール駅,列車の到着》
(1877年,ケンブリッジ,フォッグ美術館蔵)などがある。
なお,パリのオランジュリー美術館には大画面の
《唾蓮》連作(1916年―1926年)で構成された〈唾蓮の部屋〉がある。
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